運動機能・運動学習解析システム
エラスムス・ラダー
エラスムス・ラダーは、水平なステップと、その両端の2つの部屋(ゴール)から成ります。
マウスが1つの部屋から反対側のゴールを目指してラダーを横切る間、センサーでマウスのステップを踏んだタイミングや順序を自動で記録します。
第2段階として、マウスのラダー歩行中に、突然ステップが上がってくる、突然ブザーが鳴るといったハードルを与えることができます。
学習して難なく渡れるようになったマウスに、さらに新しい課題を与えることも可能です。
ゴールの部屋にマウスが入っているときに、光や空気が部屋に入ることで、マウスは部屋から退避しようとする習性があります。
このような動きに関連したパラメータを集め、さらなる行動の評価に役立てることも可能です。
特徴
- 小脳に触れることなく、小脳依存の運動機能の計測が可能
- 運動失調症・自閉症の研究にも応用できる
- 重度の運動失調マウスでもラダー歩行を学習しやすい
- オランダのエラスムスMCでデザインされたソフトウェアのプロトコルは、操作も簡単でマウスのトレーニングも不要
- 障害物を加えての第2フェイズにも対応
応用例
- 小脳由来の運動失調症
- 運動機能障害
- 自閉症マウスモデルにおける運動機能疾患
- パーキンソン病
- 筋ジストロフィー
セットアップと構成内容
- 専用スペアセンサー一式
- 専用コンプレッサー
- 専用ソフトウェア (第1ライセンス)
- データ取得・解析用PC
- 本体
- Noldus社によるリモートセッション(4時間)※
※メーカの都合により変更なる可能性がございます